SX300ツアー vs グラファイト97|球の重さか打球感か、最後まで迷った2本

rackettravel

30代後半、テニス歴20年。週に1〜2回の限られた時間、もっと気持ちよく、長くテニスを楽しみたい。
長年使ってきたプレステージを卒業し、“いまの自分に合う1本”を本気で探す旅に出ました。
ラケット選びで悩むあなたの参考になればうれしいです。

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ダンロップ

(2025年 6月24日更新)

どちらもヨネックスのポリツアープロ1.30を45ポンドで使用。
同日に3時間程を計5回使用して比較した。


SX300ツアーグラファイト97(315g)
飛び
バウンド後の伸び
スピン
コントロール
面安定性
総合

今回はSX300ツアーとファントムグラファイト97の比較

第4回目の卒業ラケット候補比較。
今回はパワー系とコントロール系のスピン重視の2本、
**「DUNLOP SX300ツアー」と「Prince ファントムグラファイト97」**の比較を行った。

実際に良いボールになってるSX300ツアーと、自分では気持ちよく打てるグラファイト97。
良くあることだけど、自分で打ってる感覚と、相手が受けている感覚が違うことがある典型な結果となった。

今回はSX300ツアーを残すことにした。


サーブスピード比較(平均)

※20球中、最大・最小を除いた18球の平均

  • SX300ツアー:平均174キロ(自分)/平均173キロ(パートナー)
  • グラファイト97:平均169キロ(自分)/平均168キロ(パートナー)

打って感じた比較ポイント(自分の視点)

🔸共通して良かった点

  • ボールの弾道は上がり過ぎず低過ぎず中程度であること
  • 方向性は違うけど、どちらもボレーが打ちやすかった

🔸SX300ツアーの印象

  • スピン・飛び・面安定性・スイートエリアの広さは圧倒的にSX300ツアーの方が上
  • サーブのスピードも出やすく、相手を押し込めるパワーがある
  • ただし、思ったよりも“弾く感覚”が強く、常にスイングスピードを出さないと安定しない
  • 「このラケットの良さを引き出すには、スイングスピードが常に必要」
     → そこが一番難しかったポイント

🔸グラファイト97の印象

  • 打球感は**“乗り感”が強くてコントロールしやすい**、とにかく気持ちよく打てた
  • ラリーではテンポよく続けられ、ストロークで気持ち良さを感じることが多かった
  • 反面、サーブでは振り抜きにくさを感じ、スピードも出づらかった
  • フレームの空気抵抗感がややあり、好みのトップライトだけど扱いづらかった

パートナーの視点(受けて感じた印象)

  • SX300ツアーのボールは、スピードもあり、バウンド後の伸びも強くて返しづらかった
  • 一方、グラファイト97は「ラリーでは気持ち良いけど、試合では軽く感じる」とのこと
  • 自分の感触では、グラファイト97の方が“じわっと伸びる”球質に感じたが、
     受ける側はSXの方が「重くて鋭い」球だったと評価

まとめ:今回はSX300ツアーを候補に残すことに

  • 打球感・コントロールでは明らかにグラファイト97の方が好みだった
  • でも、“試合で勝てる球を打てるか”という視点では、SX300ツアーが上だった
  • SXは扱いやすいラケットではない。だけど、そこに可能性があると感じた
  • グラファイト97は「安心して打てるけど、押し切れないかもしれない」
     → 今回は、パワーで押し込めるSX300ツアーを残す

次回予告

次回は、「Prince ビースト98」と「Wilson ブレード100」の比較を予定しています。

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