ダイアデム アクシス 100 VS プリンス ファントム 100 インプレ 比較

rackettravel

30代後半、テニス歴20年。週に1〜2回の限られた時間、もっと気持ちよく、長くテニスを楽しみたい。
長年使ってきたプレステージを卒業し、“いまの自分に合う1本”を本気で探す旅に出ました。
ラケット選びで悩むあなたの参考になればうれしいです。

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(2025年 6月22日更新)

どちらもヨネックスのポリツアープロ1.30を45ポンドで使用
同日に3時間程を計5回使用して比較した。

2回目終候補のインプレ比較は、AXIS100とファントム100。
高いスピン性能と推進力のある黄金スペックのアクシス100と、薄ラケのファントム100は結構近いのではと思いこの比較にした。

アプリでスピードガンを使用してのサーブのスピード(20球中平、最大と最小を除く18球の平均)

アクシス100:平均173キロ(自分) 平均178キロ(パートナー)

ファントム100:平均176キロ(自分) 平均176キロ(パートナー)

アクシス 100ファントム 100
飛び
バウンド後の伸び
スピン
コントロール
面安定性
総合

ダイアデム アクシス 100 インプレ

自分で打った視点

1日目はとにかくボールが暴れてしまいコントロールが難しかった。

打球感は高い音のカンカンした感じではなくて、硬質で中空感のない振動は少ないけどしっかりした打球感で良かった。

バランスが330mmとトップヘビーの為か、ラケットに振られてしまう感覚がありボールを抑えるのが非常に難しかった。

ボールの飛びはファントム100の方が打球感の軽さもあってか飛ぶ印象で、弾きが早いので飛ぶと思ったけどアクシス100の方が振れる人からするとパワーはあるのかもと思った。(実際スイングの速いパートナーのボールが凄かった)

3日目からは重量とバランスがあってないと思い、グリップをレザーに変更しグリップ部に7グラムおもりを足した。

そうすると個人的には好きな重量バランスになりとても扱いやすくなった。

ヘッドが良くも悪くも走らない方向に寄るので、ボールの飛びが抑えられる分自分でコントロールできる要素が増えて、ボールの伸び感は減る。

勿論スイングパワーが強ければ、しっかり力が伝わってくれる感じが強いので良いボールになる。

やはりスイングが速い人がボールを叩いて使っていくと合うのかなと思った。

ボレーでは元のままであっても、重量を変更しても良い恩恵だけ受けられた。

ピュアアエロもそうだけど、この形状のラケットはボレーが打ちやすいなと思うのでダブルスプレイヤーに合うと思う。



受けて側の感想

基本的に飛んでくるボールは良いボールで、バウンド後に伸びがあり返球しづらかった。

ミスが多くそれを意識してか、良いボールとそうでないボールの差が大きかった。

アクシス100の方がボールの質は高かったと思う。

プリンス ファントム 100 インプレ

自分で打っている側の視点

アクシス100よりも弾き感が強い。

打球感はアクシス100よりも弾くけど軽い感じ。振動は少ない。

前回のRF01PROよりもボールの軌道は高めで、弾いてスピンもかけてと黄金スペックっぽさがあった。

ストロークでしっかり構えて打った時は、わずかにボールのスピード(初速)はファントム100の方があったように思う。

特にサーブになるとファントム100の方が数字的にも速かったし、打っている体感もスピードを出しやすかった。

ただ回転もしっかりアクシス100の方が掛かっていた為、確率もアクシス100の方が高くサーブ力の総合でいくとアクシス100の方が良かったように思う。


ヒッティングパートナーが受けての感想

弾きが早いのかコントロールしづらそうな印象。

スピードはこちらの方が出てるけど、なんとなくボールが軽い印象だった。

どちらも安定はしていなくてミスが多いなら、全体的なボールの質はアクシス100の方が良いのでどうせ慣れるならアクシス100の方がいいのではと思った。

まとめ

今回はアクシス100を残すことにした。

アクシス100はヘッドが走りすぎて打ちづらく、コントロールが難しかった。

バランスをトップライトにしたら、だいぶ扱いやすくなって良かった。

ただやはり良さを出すにはスイングスピードが速くこの飛びをしっかり抑えていける人に合うと思うので、あえてもう一つ軽いモデルか、重量が上がってもバランスを下げるかは比べたいなと思う。

ファントム100は乗り感よりも衝撃が少なくスッキリしている感じ。
ただプレステージとかみたいに、芯はあるけど柔らかい打球感ではない。
衝撃の少ないソフトな打球感であって、情報量は少ない感じがした。

次回はダイアデムのNOVA V3 100とヘッドのグラビティツアー98と比較します。

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