ダイヤデム アクシス100 インプレ｜打球感・スピン・他機種比較まで徹底解説

ラケットソムリエ

30代後半、テニス歴20年。週に1〜2回の限られた時間、もっと気持ちよく、長くテニスを楽しみたい。
長年使ってきたプレステージを卒業し、“いまの自分に合う1本”を本気で探す旅に出ました。
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2025.11.28

ダイヤデム アクシス100 インプレ｜全体レビュー

• 剛性が高く、打球感はカッチリ系
• 詰まった打球感でコントロールしやすい
• スピンは勝手にかかるレベルで多い（ピッチが広くガットが切れやすい）
• 球威・軌道の高さ・ボールのノビが強い
• トップヘビー気味で、しっかり振り切れる人向け

扱いやすさはそこまで高くないものの、振れる人が使うと一気にボールの質が上がるラケットです。

アクシス100とピュアアエロ100の違い

ピュアアエロ100と比べると、アクシス100はカッチリした打球感が大きな特徴。アエロはホールド感が強く“乗る”感覚が出やすいのに対し、アクシス100は弾きの中に剛性感があるタイプです。

飛び：同等かやや控えめ
スピン量：アクシスの方が多い（勝手にかかる）
ホールド感：アエロの方が上
面安定性：わずかにアエロが上

弾き感がありつつスピンを自動でかけられるため、アエロとは似ているようで使用感は別物。硬さが苦手な人はアエロ、しっかり打ちたい人はアクシスが向いています。

アクシス100とノヴァ100V3の違い

ノヴァ100V3と比べると、アクシス100は球威・軌道の高さ・スピン量の3つが明確に上。ノヴァはホールド感があり、飛びが抑えられてコントロールしやすいモデルですが、アクシスは振り切れば鋭いボールが出る“攻撃特化”の100インチです。

球威：アクシス100の方が出る
スピン量：アクシス100の方が掛けやすい。
コントロール：ノヴァ100V3の方がしやすい

ストロークでの押し込みはアクシス、ラリーの安定感はノヴァという住み分けになります。

ダイヤデム アクシス100 インプレ 普段使用ラケットとの比較

■ 【Aさん】普段：ピュアアエロ × 4G／高校生男性（歴4年）

• いつもよりバランスがトップヘビーに感じて振り抜きが良かった
• スピンはよく跳ねる
• ただし打球感が硬く、しっかり振れないと“弾かれる”感覚がある。
  → 扱いやすさはピュアアエロ100が上。今のままが良い。

■ 【Bさん】普段：Vコア100 2023 × ポリツアープロ／中学生男性（歴5年）

• いつもより重く感じ、特にサーブとスマッシュで負担大
• しっかり振らないと飛ばない
• 打球感も硬くスイートエリアが狭い
  → 普段のVコア100の方が合う

■ 【Cさん】普段：ピュアドライブチーム × AKプロ／中学生男性（歴3年）

• 振れた時は質の高いボールが出た
• スピンもスピードもアップ
• ただし重くて振れない場面が多い
• 一緒に試打したピュアアエロの方が扱いやすかった。
  → 普段のまま or ピュアアエロの方が扱いやすい

■ 【Dさん】普段：Eゾーン100 2025 × ポリツアースピン／大学生男性（歴7年）

• 高さ・スピン量が安定しやすい
• ボレーも面がブレず打ちやすい
• サポート力はEゾーンの方が上だが、ボールの質はアクシスの方が良かった。
• ガットが早く切れた
  → アクシス100の方が良かった

■ 【Aさん】普段：Eゾーン98 2025 × ポリツアープロ／20代男性（歴17年）

• アエロプロドライブと似ていると聞いたが別物
• ブリヂストンのXブレード300の方が近い印象
• 飛び・スピン・面安定、全て普段のラケットの方が良かった。
  → アクシス100の方が良かった

まとめ｜ダイヤデム アクシス100 インプレ

総合すると、ダイヤデム アクシス100は “しっかり振り切るプレーヤーが使うと一気にボール質を底上げできるラケット” という位置付けです。

▼アクシス100が合う人

• 剛性の高い打球感が好き
• スピンが勝手にかかる方が安心できる
• トップヘビー気味のバランスが気にならない
• 球威・軌道の高さを重視する

▼おすすめしない人

• 軽くて楽に飛ぶラケットが好き
• 柔らかい打球感が好み
• ガットが切れやすい人

▼最後に

Cさんが言ったように、アクシス100は振れたときは非常に良いボールが出ます。しかし、楽さはありません。“攻撃の質を上げたい中上級者に刺さる一本” といえるでしょう。